福島の原発事故 各国も注視

3月13日 19時54分 " height="17" width="268" src="http://www3.nhk.or.jp/news/img/twitter.png">

東北関東大震災によって福島県の原子力発電所で起きた事故を各国も注視しています。近年、多くの国で原子力発電所を積極的に建設する流れが進んできただけに、各国の放送局や通信社も日本政府が開く記者会見の内容を速報するなど、非常に高い関心を示しています。

このうち、ロシア政府は、念のため、日本に近い極東地域での放射能レベルの観測態勢を強化したことを明らかにしました。それによりますと、24時間態勢で大気の状態などを観測するとともに、万が一に備えて移動式の医療施設の準備を進めていますが、「事態は制御されており、ロシアにとっての危険はない」としています。また、アメリカで原子力発電所の管理や監督を行う政府機関「アメリカ原子力規制委員会」は、原子炉に関する専門家2人を日本に派遣しました。アメリカ原子力規制委員会のジャズコ委員長は「われわれは世界でも最も専門性の高い技術者を抱えており、できるかぎりの支援をしたい」と話しています。一方、IAEA=国際原子力機関の天野事務局長は12日、日本政府の要請があれば、放射線の影響調査などに当たる専門家を派遣する用意があることを明らかにしました。近年、多くの国で原子力発電所を積極的に建設する流れが進んできただけに、各国の放送局や通信社も福島県の原子力発電所での事故について、日本政府が開く記者会見の内容を速報するなど、非常に高い関心を示しています。