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текста про сезон дождейТекст
ではこの梅雨、日本列島ではどうして起きるのでしょう。
この時期、日本のずっと南の海、赤道の辺りでは、海水が太陽に暖(あたた)められ蒸発(じょうはつ)します。
空気も一緒に暖められて軽くなり、水分をふくんだ湿(しめ)った空気が、高く上がっていきます。
湿った空気は上空で冷やされて、中の水分が外に出て、それが雲になります。
水分を出した空気は、冷やされて重くなり、今度は下に降りていきます。
空気のあるところに空気が降りてくるので、空気のツブツブがいっぱいになります。
空気がぎゅうぎゅうに集まっているところが「高気圧(こうきあつ)」です。
高気圧は、空気がいっぱいあるので、外に向かって空気を吹き出しています。
高気圧のうち、太平洋にできるのを太平洋高気圧といいます。
南のほうでできるので、この高気圧は暖かくて湿った空気を吹き出しています。
一方、北のほうには別の高気圧があります。
北の海、オホーツク海でできるのでオホーツク海高気圧といいます。
北の海にできるので、こちらは冷たくて湿った空気を吹き出しています。
この2つの高気圧から、吹き出す冷たい空気と、温かい空気がぶつかります。するとどうなるか。
冷たい空気と暖かい空気は、行き場所がなくなって高く上がります。
高く上がった空気は、そう、雲になりますね。2つの空気がぶつかっているところに、長い雲の帯(おび)ができるのです。この雲が、雨を降らせるもとになります。
この時期、この二つの空気が日本列島の上空でぶつかり、同じくらいの力でお互いに押し合います。
すると、ぶつかった部分が動かなくなります。
だから日本列島で、長い間雨が降るのです。これが梅雨です。
この雲の帯のことを、梅雨前線(ばいう ぜんせん)といいます。雨の降る場所が、線のようにのびているので、こう言います。
しかし、雨を降らせるのは、それだけではありません。
この時期日本列島には、西の方から湿った空気が吹き込んでくることが多いのです。
梅雨前線に向かって、湿った空気が入ってくるので、西日本を中心に、降る雨の量がさらに増えるのです。
きのうから今日にかけて、九州で特に雨が多いのは、こういった理由からです。
список лексики и грамматики
列島 | れっとう | архипелаг |
赤道 | せきどう | экватор |
蒸発 | じょうはつ | испарение |
湿る | しめる | промокать, увлажняться |
上空 | じょうくう | высоко в небе |
| つぶつぶ | крупицы, частицы, капли |
| ぎゅうぎゅう | плотно упакован, плотно спрессован |
高気圧 | こうきあつ | зона высокого давления |
太平洋 | たいへいよう | Тихий океан |
| ぶつかる | сталкиваться |
帯 | おび | пояс |
梅雨前線 | ばいうぜんせん | сезонный фронт дождей |
1) なりформа от なる. Способ связи простых предложений в сложносочиненное предложение. На стыке предложений глаголы ставятся в форму на ~い (вторая основа), частица です ставится в форму で (после существительных и полупредикативных прилагательных. 固い表現. Употребляется на письме или в официальных речах, докладах.
2)ように Похожий на.
二月なのに、春のように暖かい。Февраль на дворе, а тепло как будто весна.
@темы:
текст,
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3 уровень,
список лексики,
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